9月2012

湿潤なアジア。人も水を多飲、厠も頻繁。

生活

  尾篭(びろう)な話で恐縮だが、アジアとアジア人をまじめに語るので、 お許し願いたい。さて、日本は明治以降、「脱亜入欧」を真剣に目指して「しゃかりき」に走り抜けてきた。途中、あらぬ方向に脱線してアジアに迷惑もかけたが、今は国際援助大国の使命を生真面目に全うしようと懸命である。

さて、「脱亜入欧」というが、日本人が欧米に入れないものがあるとすれば、

それは、「身体的」「生理的」な問題だとおもうのだ。「西側先進国」に属してきたが、やはり「極東」。欧米からすれば、東のはずれの異端だと思う。そして、地理的気候風土から日本人の身体的、生理的な特徴を決定づけている。



東アジアから東南アジアは、言わずとしれた稲作地帯である。「瑞穂の国」というが、田植えの頃は、泥臭い匂いがあちらこちらに充満し、空の水瓶

は尽きることがないのかと呆れるほど雨が落ちてくる。「湿潤」といえばきれいなものいいだが、「じめじめ」「むしむし」と同義語である。このような国に生まれ育った日本人は、とにかく「汗」をかき、「水分」をふんだんに摂る。

飲めば当然近くなる。習性、習慣は、急には変わらない、いや変えようもない。団体旅行をすれば、「トイレ休憩」が国是のように「予定」として組み込んである。高速道路のサービスエリア、何はなくともこぎれいなトイレがある。すっきりしたらお茶のペットボトルを買って出発!そんなところだろう。

欧米を旅行すると、こぎれいなトイレを使う予定のバス移動は、著しく困難である。器が、たくさんならぶ大部屋が使えるくらいだろう。バスにきれいなトイレ?ないない!。下手するとトイレ休憩もない。団体旅行すれば、

添乗員さんが言いそうである。「水分は、できるだけ控えてください。!」

なんで!欧米の人って、本当に水分を摂らないのだろう。?緯度が高いところにあって、湿潤な気候などないからなのか?紳士淑女の肌も、乾燥して見える。食事をしていても、余計な水分を摂ることは「下品」だとされているようで、食後のコーヒーも濃いのを少し。食前、食中、食後の酒などは十分に召し上がるようだが、日本人がそれを真似るとあとが悲惨である。

日本は、本当にトイレの心配が要らない国である。公衆便所もとてもきれいに完備されている。デパートや劇場、清潔で掃除の行き届いたトイレがいつでも待っていてくれる。これから、季節が深まり天の恵みで街が満ちるころ、オヤジたちも気持ちが盛り上がる。定番の枝豆やから揚げをほおばり、仏事の如く、講に参加するが如く、ありがたくビールを頂くのだ。古来から感謝しつつ先人達も飲んで飲んで、きっとあの安心の部屋へ向かったのだ。