12月2012

誇れる日本のソフトパワー

生活

 過日、EUにあっても独自の道を歩む英国に、日本も学ぶところが大きいと紹介した。とくに、GDPは日本の半分程度しかないのに、国際金融の世界での圧倒的な信用力とノウハウの蓄積には驚かされる。この英国の魅力を日本もすこしは身につけられないかという思いからの紹介だった。

 

英国は、金融経済だけでなく、明らかにソフトパワーが充実している。たとえば、サッカーやテニス、ラグビーをはじめとする多くのスポーツ。それら競技の発祥の地ということで、世界中の人々のいかに多くの畏敬の念を集められたことだろう。

あるいはガーデニング、英国式の庭園に憧れ、英国で品種改良されたバラを求める多くの人々が世界中にいることだろう。エンターテーメントの世界でも、先のオリンピックでも活躍した”007シリーズ”や”ハリーポッター”。音楽界にあってもエドガーなどのクラッシックに始まり、ビートルズ以降のロックなど枚挙に暇がない。

 

実は、極東の島国日本にも、誇れるソフトパワーはいくつもある。

 

よく言われるアニメキャラクター。鉄腕アトムは、小職の生まれる依然からのスターである。サンリオの”ハローキテイ”は、誕生後40年以上になるが世代を超えて支持、母娘で愛される存在。ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムも父子で支持されているキャラクターである。スタジオジブリの製作した映画は、製作年次に関係なく一向に色あせず普遍的な支持を集めている。

 

なにかと摩擦を繰り返し、歴史認識問題などで衝突する中国韓国両国と日本ではあるが、日本のソフトパワーが眼の敵にされた記憶はとんとない。

むしろ、次世代を担うキャラクターやアパレルをはじめとするデザイン、

楽曲などについては、中国・韓国のビジネスマンも積極的に情報を求めているという。”ガラパゴス”と揶揄される家電をはじめとする日本製品、中国韓国製とは価格では、もはや競争できないが、セレブレテイーには愛用者が多いと聞く。”韓流”に圧倒されたように感じるエンターテーメント。実は、”韓流”の50%以上は、対日輸出である。近年、ハリウッド映画にも日本オリジナルのものがリメイクされて登場してきている。これらソフトパワーの良いところは、資本力によらなくても勝負に打って出られることではないだろうか?

若い世代の個人でも、町工場にもチャンスはあると思うが、いかがだろうか?