1月2013

予防する努力は、治療する努力より易しい

生活

 先ごろ、大腸の検査を内視鏡でしてもらった。

もとはといえば、以前検査入院したとき大腸の腫瘍マーカーが異常値を示したのだが、主治医が、それを注視しながら、生活習慣の改善を図りつつ検査時期を考えてくださったことによる処置である。その昔と異なり血液検査で体の中の状態がわかり、病巣の大きさや状態まで見当がつくのには恐れいる。

ますますこの世の中、簡単には死ねそうにない。と同時に、元気で天寿を全うする「ぴんぴん、ころっ」という理想は、不断の努力を必要としそうである。他方、超高齢者社会になり、これからの若い世代の荷物にならないためにも、健康問題は大きく課せられる責任だと思えてならない。年寄りになれば、多少の身体的機能後退はやむを得ないし、事故で機能を失うとすれば仕方ないが、可能な限りは寝たきりや重度の要介護者とならぬように務めたいものだと思う。

 

さて、話をもどしたい。

大腸を綺麗にする必要があるということで、前日の夜から下剤を処方されて服用。当日は、内視鏡を入れる前に、あろうことか2リットルの下剤を飲む事に。味は、つけてはあるがスポーツ飲料にも程遠いものであった。飴をもらって、口の中で溶かしながら、お通じが透明になるまで頑張ることになる。

ビールなら、肴が無くてもなんとか大ジョッキ3杯くらいだから飲めそうである。しかし下剤の2リットルはきつい。飲むだけでなく、今度は効き目が強いのだ。内視鏡を入れる直前、そしてポリープ切除直後、トイレに走りこんだ。

もともと血糖値が高いということで、大腸の内側表面の検査をスムーズにするために使用する薬が使えないということで、CO2ガスを送り込み大腸を膨らませての検査になった。子ども頃、蛙を捕まえ尻から稲藁やストローを突っ込み、蛙を風船のように膨らませて遊んだことがあったが、数十年のときを経て蛙に仕返しをされているような気分になった。

 

ところでポリープが、たぶんあるだろうと予想されていた場所、S字結腸に直径20ミリ程度の大きなポリープと直径6ミリ程度のポリープがあり、早速、切除してもらった。この後、病理検査と診断を受けることになる。出血予防の点滴を処方されたが、当日と翌日は下血した。昔は、大方、ポリープを切除した人は、入院し加療していたという。今は、入院はするまでもなく、経済的にも負担を軽くしているが、体がだるくて仕方がなかった。20ミリと6ミリの穴をふさぐために、体中の免疫機能と栄養が総動員されているに違いない。この先、細かい食事指導も受けることとなる。予防のための努力は、少し大変だが、治療する努力より報われ易い。どうかご同輩方も命を惜しんで大切に。