1月2013

地政学上の宿命のゆきつくところか、韓国のG2認識

生活

年が新たまってから松の内も明けないときから、北朝鮮の軍事挑発やロケット(ミサイル)発射。核実験以外のことで、半島に注目が集まっている。

 

北朝鮮にグーグル社の社長が、私人の立場で訪問したということが、第一に

衝撃的だった。人権意識の高いアメリカ企業の首脳が北朝鮮を訪問するという感覚は、これまでの経営者の意識からすると信じがたい。

やはり、ITに力を入れていかざるを得ない北朝鮮側の思惑とグーグルの最貧

国にして優秀な人材と可能性のある市場という北朝鮮を見立てる思惑が一致したということだろうか。情報分野の技術は、安全保障にも大きな影響を及ぼすので、事の進展によっては眼が離せなくなりそうである。

 

韓国については、靖国神社の放火容疑者を日韓犯罪者引渡し協定を反故にし、中国に犯人を引渡したということについて信じがたい気持ちになった。

韓国の司法当局は、韓国政府から判断をゆだねられ、政治犯として放火犯を

扱ったのだろうが、放火犯は韓国では刑事犯ではないということだろうか。あるいは、中国の機嫌を損ねると大変な眼にあう、日本の反感はたいしたことはあるまいという見下した見方によると考えたほうがよいのかもしれない。

 

韓国は、地政学上の半島国家としての宿命に苦慮しているのだろうか。

北からは、中国をほとんど唯一といってよい友好国としている北朝鮮に、地政学的に押さえられていると見られても仕方がない。

サムスン、現代、LGなどの財閥企業は、韓国国内の経済情勢とは関係ないように輸出を伸ばしてきたが、圧倒的に中国に依存度を高める一方である。

他方、黄海は漁業問題や岩礁の領土問題でも、精神的に追いつけられているようだ。海上保安や海軍力では、韓国は遠く中国には及ばない。

 

さて、朴政権に移行するこの時期、韓国は米中二大スーパーパワーにすりよる方針のようだ。世界の認識はG2でもなく、ましてやG20でもない、G0である。もはや、世界を牽引することのできるスーパーパワーは存在しないとの

認識である。

 

韓国のG2戦略は、半島国家としての宿命や過度の危機管理への過剰反応の

現れなのだろうか。いずれにせよ、隣人の意識がかわりつつあるようだ。犯罪者引渡し協定を無視するような姿勢に変わっている。注視が必要である。