2月2013

心の様相、心こそ大切なり

生活

 慶應義塾の出身者で有名な方は、早稲田の関係者と比較して中途退学者が少ないように思うのだが、それは気のせいだろうか。150年を超える歴史の

中で塾を事情あって卒業できなった人物では、三田の関係者でいえば真っ先に思い出すのが松永安左エ門翁。枯れてからは、耳庵なる号を名乗っておられたが、翁の語る「人間を大きくする三つの試練」という話をことあるごとに思い出してしまう。まず、床に長く伏せてしまうような「病」。二番目が、「倒産」。二番目までは、「なるほど」と思ってくださるかたも多いと思うが、三番目が「投獄」とのこと。人間、この三つを経験すると器が大きくなり、なにがあっても動じないひとかどの男になるとのこと。実際に獄に収監された経験があった。きっと、熱い人だったのだろう。実業家として成功されたが、「電力の鬼」といったほうがとおりが良いかもしれない。

さて、翁のことで連想するのが、サミュエル・ウルマンの「青春」(YOUTH)という詩。ウルマンは、名前を聞いて想像できる方も多いだろうが、ユダヤ系ドイツ人で迫害を恐れ両親とアメリカに移住した後の詩人であり、実業家である。氏が、「人生八十年の頂から」という詩集の中で「青春」を発表する。日本には、マッカーサー元帥が愛していたということで有名になった。近年は、今から30年くらいほど前、関西経済同友会の宇野収代表理事が著書で紹介し評判になった。訳は意訳も含め、いくつも巷間に存在する。

“ Youth” ~  Samuel Ullman

Youth is not a time of life, it is a state of mind. It is a temper of the will, a

quality of the imagination, a vigor of the emotions, a predominance of coura-

ge over limitedty, of the appeette  for adventure over love of cace.

青春とは、人生の或る期間をいうのではなく、心の様相を言うのだ。優れた

創造力、逞しき意思、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様を青春というのだ。

Nobody grows old by merely living a number of years: peaples  grow old

only by deserting their ideals. Years wrinkle the skin, but to give up enthsaiasum wrinkles the soul. Worry ,debut ,selfdestrust ,fear and despair-thase are the long. long years that bow the head and turn the growing spirit back to dust.

年を重ねただけで人は老いない。歳月は、皮膚のしわを増やすが、情熱を失う時に精神はしぼむ。苦悶や狐疑心や不安、恐怖、失望、こういうものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。(以下略)

若くとも、精気が無く埋められるのを待っているような人も多いようにおもわれる。どんなに生きようと一期の人生。あらたむるに、遅きに失するはない。