7月2013

本来、まだこれからの市場中国

生活

 中国富裕層の持てる暮らしぶりをNEWS画像などで見て、日本人の多くは驚かされたに違いない。彼らの所有するものは、驚くべき速度で形成されたに違いなく、日本に基盤を置いて暮らすものには、説明をつくしても理解のしようもないことだろう。

 

個人資産100万ドルを所有する中国人民が100万人を突破したといわれるのは、2011年とされている。いじわるな見方で不動産投資によるキャピタル・ゲインが消滅するに違いないとしても購買力平価で考えても、中国での資産所有は10万ドルでもたいした価値である。

 

今は下火だが、来日観光客の中国人の目当ては、メードインジャパンの買い物がほとんどだったといってよかった。買い物の動機には、中国以内での偽物

の出回りが多く、真に求める商品は日本で買いたいということがあった。さらに、マーケテイング上のミスマッチや日系メーカーの不作為もあった。具体的にいえば、進出企業の製品認可上の手続きの煩雑さから、需要を無視してメーカーの都合で仕様を決めて販売するプロダクト・アウトの発想から変わらない

業種も多かった。

つまり、同じブランド、同じ商品名ながら、中国と日本では品質が全く異なっていることがあり得るのである。驚くべきことに、現在もそのようなことは見受けられるのである。

 

富裕層が多く存在することもあるが、日本品質が保証されるなら、日本での

価格で購入することに抵抗を感じない層が明らかに存在するのである。事実、

彼らは尖閣問題があろうと、反日活動が先鋭化しようとそれらの購入は行いたいと考える層である。

 

先ごろ、花王グループで再建を目指していたカネボウ化粧品が、品質問題で

致命的な問題を起こし、賠償問題に注目が集まっているが、口をついて出る

「信じられない」は経営陣ではなくて、消費者のことばであるべきである。

資生堂も似たような事案が起きて、復活への軌道が未だ見えて来ない。

メーカーの都合で製造販売するプロダクト・アウトの発想には、驕りが生まれかねないのかもしれない。

中国の沿海側の大都市に行っても、女性の化粧品やファッション需要はこれらだという実感を持つ人は多いはずである。もっとも需要の大きい商品群、製品群それに繋がる原材料製造業の仕事はサービス業並にこれからの鉱脈である。