8月2013

生かされない資源消費も多い大国中国

生活

 2013年1月時点で、13億5千万人あまりの人口を持つ中国。

食糧や水などの命の源泉となるものの消費も多くの国々を圧倒するが、

様々な分野の資源の消費が膨らみ、これが環境破壊の大きな原因にも

なっている。

 

国連環境計画(UNEP)の発表によれば、中国は世界最大の資源消費

国であり、それが原因ちなり、環境破壊を進めている状況にあるとい

う。08年時点ですでに、世界全体の原材料の3分の1にあたる226

億トンの消費があり、アメリカの4倍に達しているという。

 

2012年以降、明らかに経済が後退期、あるいは調整期に入った

ようにも見受けられるが、過剰製造設備投資、過剰在庫投資が止まらぬ

中国では、経済的な価値も生まない、無意味で不利益な消費が膨らんで

いる可能性も否定できない。

 

世界全体の人口の5分の1以上を占める中国とそれ以外の人々が、同じ

ような暮らしを行えば、地球1.2個分の資源が必要になるという報告も

ある。

中国は、資源消費である一方、資源大国でもある。悪名高いPM2.5

大気汚染問題も安価な化石燃料が露天掘りできることにも原因がある。

脱硫コストがかかる原油であれば、これも産出できる。ただし、精製

のコストがかかるので割高なガソリンとなってしまう。これらの理由も

あり、良質の原油の輸入が増えるのであるが、海外依存度が55.2%

にまで上る。

中国は、山岳が岩山ということもあり、さらに広大な国土に20%の

砂漠を抱えているため樹木が少ない。近年、不動産開発投資によって

多くの建築資材が消費された。鬼城~林立する高層のビルやマンション

が問題になっているゴーストタウンやショッピングモールなども存在す

ることをみれば、無駄な夥しい森林資源の消費も行われたことだろう。

 

これらの問題は、市況を中国に握られてしまうという懸念もあるいかも

しれないが、それより環境破壊により周辺国への悪影響が大きく懸念され

る。黄砂には、人体に好ましくない化学物質が付着して、韓国、日本、ロ

シアにまで飛んでいる。PM2.5に対する懸念も同様に大きい。中国の

環境問題対策は、国際的な協力を執りつけ、臨むべき段階にあるだろう。