8月2013

太子党の驚くべき発言

生活

  中国は、なんでもありの国。世界最貧民の人々から世界の大富豪まで。

世界に冠たる最新スーパーカーから有人宇宙ロケットまで何でもそろう。

華人の独特な文化や民族性もあり、かなり強気な発言も多い。

 

しかしながら、太子党の朱雲来(朱鎔基元総理の長男)中金集団公司総

経理の発言には驚いた「中国は、すでに10年前から収入を減らしている」

と。元総理の長男にして中金集団の総経理の発言である。根拠のない戯言

ではあるまい。

李克強現総理の中国のGDP以下経済統計の数字は信用できない。景気判断

は、電気使用総量、鉄道輸送総量、銀行融資総残高で判断しているという発

言以来の強烈なものである。

 

ノーベル経済学賞受賞者で、プリンストン大学の経済学部教授にして、

人気コラムニストのポール・クルーグマン教授が「中国の国内における投資の

呼びかけや外国資本の誘致は、ポンジスキーム(一種の詐欺)」と言い放ってい

るが、朱雲来氏の発言に多少でも真実があるのであれば、”ポンジスキーム”を

信じざるを得ない。

 

たとえば、ポール・クルーグマン教授のいう”ポンジスキーム”に「理財商品」があるとしよう。集中的な償還が本年6月から始まっているが、富裕層は

「付け替え交渉に応じることなく満期償還を無事に受けられただろうか?」。

中国GDP総額の4割にも達するといわれているシャドーバンキングである

が、これを教授はポンジスキームと言い放つ。確かに、投資信託会社が商品企画し、信託会社の企画料金が10%程度の利息。それを転売し、手数料が上乗せされてゆく。投資先は、大手で独占的な事業を行うような国営企業ではなく、

民間企業や地方の第3セクター方式事業などである。

原資は、非効率な製造業や不動産開発に投下されているが、それが利息を生むどころか、過剰在庫やさらに製造設備投資に。または、鬼城(入居者がいないゴーストタウンやショッピングモール)に投資されて、回収の見込みの立たない”無量無辺の借金コンクリート世界”を生み出してきた。高速鉄道網も賢建設が止まらず、高速道路網も同様である。

中国にフロンテイアを見出し進出する企業は別にして、これからの進出や投資を考える企業は思いとどまったほうがよいとポール・クーグルマン教授は明言している。著名な経済学者の見識だけに影響は図りしれない。と、同時にこれに反論する李克強総理の強気な発言も是非とも聞いてみたいものだ。