9月2013

人口ボーナスは魅力、最後の巨大なフロンテイア。インド

生活

 特に今年に入って、インドとパキスタンとの小規模武力衝突が目に付く。さらの中国との国境線を挟む侵犯問題でも衝突がたえない。

もともと、カシミール地方は歴史的に紛争地域として名を馳せてきたが、小康状態が続いても根本解決は未だ遠いといわざるを得ない。インド亜大陸自体、宗教対立から東西のパキスタン(西パキスタンが現在のバングラデッシュに)とインドに分かれた事情もあり、ヒンズー教徒とイスラム教徒の宗教戦争に等しい衝突の激しさがある。中国とも国境を接してきた歴史もあり、国境線の確定自体、長年の月日と労力を費やしてきた難事業である。

 

ところでインドは、BRICS諸国といわれる5カ国のひとつである。これらは、

21世紀の大国といわれているが、それぞれに違った事情を抱えている。

GDPでいえば、ブラジル2兆2,527億ドル(世界7位)、ロシア2兆148億ドル(世界8位)、インド1兆8,417億ドル(世界10位)、中国8兆2,271億ドル(世界2位)、南アフリカ3,843億ドル(世界26位)である。

 

これをひとり頭のGDPで比較すると違った事情が見えてくる。

ブラジル1万1,340ドル(世界53位)、ロシア1万4,037ドル(世界

41位)、インド 1,4037ドル(世界132位)、中国 6、091ドル(世界79位)、南アフリカ 7,500ドル(世界65位)である。参考までに日本は、5兆9,597億ドルでひとり頭4万6,720ドル(世界12位)である。

BRICSは、21世紀の大国に違いないのだが、ロシアとブラジルの豊かさに比べるとインド、中国、南アフリカの国家運営の厳しさが見えてくる。中でも

インドと中国はともに大きな人口を抱えているが、インドは景気低迷に2年以上あえぎ、通貨ルピアの低迷にある。途上国によく見られる経常赤字体質である。これに加えて財政赤字がそろっている。今は困難であっても、人口ボーナスが得られる可能性が大きいので、経済成長にはずみがつけば、たのしみである。来年2014年は、国政選挙を迎える。国政選挙の年は大きく株価が上がる傾向にあるので、投資マネーを迎えられれば、長引くインフレ高対策や貸出

金利高騰対策にも好影響が出そうである。



途上国において国家の発展に中で、教育問題は占める大きさが段違いである。

インドは、国民全体の数学力や英語力の高さもあって、対欧米戦略には有利だと思われている。中国では、余剰労働力の供給に期待できず、生産年齢人口も

衰退しはじめる。世界の工場になる可能性も残されている。