10月2013

中国の糖尿病患者増大は、深刻な影響をもたらすと警鐘

生活

 先ごろ、中国の専門医師らによる調査によって、中国の糖尿患者の推計数が

発表された。その数、推計1億1、390万人という。さらに、予備軍である前糖尿病患者数は4億9、340万人というものである。

13億5,000万人のうち、予備軍を入れると人口の半分程度が糖尿病患者ということになる。なぜ、これが深刻という事態なのか?ということだが、

糖尿病は一端発症すると、代謝の問題が一生つきまとい、血糖値をたえず一定に保たねばならない。これが、なかなか大変である。

 

実は、小生が糖尿病患者であり、目標の血糖値やその他の数値が目標に達するまで3年の月日を要した経験があり、目標値を維持するために食事や運動そのほかについて、かなり精神的にも負担のかかることを強いられているような気持ちでいる。発症が確認されて後、現在4年6ヶ月の月日が経ったが、この先のことを思うと気分がふさぎがちになりそうである。

多くの方に知られている糖尿病だが、相当に悪化しないと自覚症状が現れないので大変である。病気が顕在化するときは、合併症をもとなうので、治療

をおこなって成果を出すのも容易ではない。よく腎臓疾患の合併症が起きるが、

日本や先進国では専門医療機関があり、システムが整っているが中国ではあまりにも負担が大きそうである。

糖尿病どころか、健康保険や通常の医療費を負担できない人民が多く、医療制度自体が大きく軋んでいるのが実情である。

糖尿病にかぎらず生活習慣病は慢性疾患といわれるものである。

先進国では、医療費負担のうち実に80%を慢性疾患治療に当てているのである。先進国では、医療費負担増を見越して予防に対する支出や運動や食事などの分野の専門家の指導が積極的に取り入れられており、成果も出てきている。

しかしながら中国は、このような生活習慣病などの予防に対する支出が全体のわずかに2%に過ぎない。

 

米国の場合、高脂質・高カロリーの食事が多いせいもあり、20歳以上の糖尿病発症率が11.3%といわれるが、中国は肥満度が米国よりかなり低いにもかかわらず、糖尿病発症率が高いということが明らかになった。

また、先進国では糖尿病疾患の治療に、ひとり頭年間5000ドル程度の支出がなされているのだが、購買力平価による比較調整が必要ではあるだろうが、中国では僅かに、ひとり頭194ドル程度に過ぎない。この先、人民を救うための医療制度の構築や財政手当てなど、あまりにも負担が大きい。

夥しい数の糖尿病患者が、中国の経済力など削ぐ可能性が高そうである。