11月2013

中国金融経済の指数の暴落の意味は

生活

 10月の第4週に米国発と中国発で、一時金融・為替市場暴落のような状況 に陥った。米国発は、債務上限問題いわゆるデフォルトに嫌気をさした市場の雰囲気を反映させたものだったと容易に想像できる。

 

中国の市場の動きは、まず当局の金融引き締めがあった。

米国の金融緩和政策転換、いわゆる出口戦略で実施が先延ばしになりそうとの

硬い見方やFRB(連邦準備理事会)の意見集約をするとハト派が大方ということで、再びホットマネー流入が中国で起きることが予想できる。

ここで景気の過熱を覚まし、不動産投資や不採算業種への資金の流れを絞る

意図が働いたことは事実であろう。

 

問題は、この先のことである。

中国では本年6月の第2週以降に市中での資金不足が露呈し、金融機関同士の

資金融通の利息が年利13%という異常な事態に陥った。

その時、中国人民銀行当局は資金の供給を不足なく行うとコミットし、事実

そのようなオペレーションを実施した。

 

資金不足のもともとの原因が、シャドーバンキングによる無理な貸付や回収不能な不良債権に基因すると世界中がいまや認識している。

不良債権金額は、調査機関の発表により大きく異なるが、凡その平均額をみると300兆円ほどである。もし、その金額に間違いがなければ、不動産バブル崩壊が起きるとなだれのように連鎖して、2008年のリーマンショックの比ではないだろうという予想が大方である。

 

経済は、実態でもあるが、アナウンス効果や思惑が織り込まれるものである。

 

米国債を買い込み膨らませてきた中国がバブル崩壊すると米国経済にどのような影響が出るか?。かなり精度の高いシミュレーションが行われているに違いない。金が好きで買い込み続ける中国と金保有金額に関係なく、国債やドルを増刷し続ける米国。財政が、破綻しても米国民第一に考えればよいわけで、最悪、開き直った米国の債権を外貨準備高4兆数千億ドルの3分の1まで買い込んでいる中国はどのようになるのか?きっと、そのようなシミュレーションも中国でも行われているに違いない。一時の元気のよい見栄をはる中国とことなり、リコノミクスでは金融引き締めを本気で行うというメッセージをとことん出したいらしい。金融商品の暴落も折込済みなのか大騒ぎにもならない。