”いま”読み返す『世界がもし100人の村だったら』

生活

 かつて世界中でベストセラーになった「世界がもし100人の村だったら」が、

日本で話題になったのは2001年から2002年にかけてのことでした。続編も発刊されましたが、それから10年経った”いま”は幸せな人々を増やせているのだろうか?。

 

まず、2001年当時に戻っておさらいを・・・。以下は、引用。

前略~

世界には63億の人々がいますが   もしもそれを 100人の村に縮めると

どうなるでしょう。

 

100人のうち 52人が女性です 48人が男性です 30人が子どもです

70人が大人です そのうち7人がお年寄りです

90人が異性愛者です 10人が同性愛者です 70人が有色人種で 30人が白

人です

61人がアジア人です 13人がアフリカ人です 13人が南北アメリカ人 12

人がヨーロッパ人 あとは南太平洋の人です。



33人がキリスト教 19人がイスラム教 13人がヒンズー教 6人が仏教を信

じています 5人は、木や石など、すべての自然に霊魂があると信じています

24人は、ほかのさまざまな宗教を信じるか あるいは何も信じていません

 

17人は中国語をしゃべり 9人は英語を 8人はヒンデイー語とウルドゥー

語を 6人はスペイン語を 6人はロシア語を 4人はアラビア語をしゃべり

ます これでようやく、村人の半分です あとの半分は ベンガル語、ポル

トガル語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語などをしゃべり

ます 中略・・・

 

20人は栄養がじゅうぶんではなく 1人は死にそうなほどです でも15人は

太りすぎです

すべての富のうち 6人が59%を持っていて みんなアメリカ合衆国の人

です 74人が39%を 20人が、たったの2%を分けあって います

すべてのエネルギーのうち 20人が80%を 80人が20%を分け合って

います

75人は食べ物の蓄えがあり 雨露をしのぐところがあります でも、あとの

25人はそうではありません 17人は、きれいで安全な水をのめません

銀行に預金があり お金があり 家のどこかに小銭が転がっている人は

いちばん豊かな8人のうちの1人です

 

村人のうち 1人が大学の教育を受け 2人がコンピューターを持っています

けれど、14人は文字が読めません

 

もしあなたが いやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに 信仰や信条、良心

に従って なにかをし、ものが言えるのなら そうでない48人より恵まれて

います

 

もしもあなたが 空爆や襲撃や地雷による殺戮や 武装集団のレイプや拉致

に おびえていなければ そうでない20人より 恵まれています

 

1年の間に、村では1人が亡くなります でも、1年に2人の赤ちゃんが生ま

れるので 来年、村人は101人になります・・・・・後略。

 

さて、2012年12月現在に戻そう。

最新統計によれば、世界の人口は7億8千万人ほど増えている。

幸せな人々が、増えてくれていれば幸いなのだが、難しい問題も起きている。

たとえば、仕事もなく、教育もなく、技術もないというのなら話は別なの

ですが、「仕事もせず、教育も職業訓練も。受けていない若者ら」が世界で6

億人以上もいるというのです。”もし世界が”風にいえば、9人ほどです。こ

のことは大きな話題にもあがっていませんが、未来を考えると大変心配な事

態だ。

 

世界銀行の報告書によると、失業中で仕事を真剣に探している人は2億人、

失業しているのに職探しを諦めている人が20億人、つまり100人中31人

は仕事がないということです。また、1億人以上の子どもが危険な環境で働か

され、2千万人以上が強制労働の犠牲になっていると。

世界保険機関(WHO)の報告書によれば、世界で少なくとも3億5千万人

が”うつ病”患者で100人中5人。世界で毎年100万人近い人が自殺し、

その半数以上が”うつ病”患者と。

 

栄養が十分でない人、死にそうなくらいの人、文字の読めない人、・・。

迫害や暴力に怯えて生きている人・・その人らのことを考えずにはおられま

せん。今一度、私たちにできることを考えてみたい。自らの意思で未来を切

り拓けることは幸いなこと。どうか、世界が平和でありますように。ひとり

でも多くの人々が幸せでありますように。

Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

« »