国際競争力ということ

生活

 スイスの研究機関であるWEF (ダボス会議の開催で著名)が、2013年

の世界競争力ランキングを去る9月4日に発表した。

ランキングは、世界140の国と地域をインフラ、医療・教育、市場、マクロ経済環境等を調査し、国際競争力をランキングしたものである。

以下は、TOP10の国や地域だが、顔ぶれは2012と変わらず、TOP10の中で

4位から10位の間で変動が起きている。( )内の数字は2012年の順位である。

 

1位 スイス(1) 2位 シンガポール(2)3位 フィンランド(3)

4位 ドイツ(6) 5位 アメリカ(7)  6位 スウェーデン(4)

7位 香港(9)  8位 オランダ(5)  9位 日本(10)

10位 英国(8)



日本は、順位をひとつあげて9位であるが、強みとして技術革新、研究開発

に関する評価がとても高い、反面、国民が購入し対外的に迷惑をかける心配が

少ないはずの政府債務の多さがマイナスとして響き、調査対象140カ国中の

最下位の評価になっている。国債発行残高や財政赤字が改善すれば、WEFのランキングではかなりの高位置になることだろう。

 

さて、何かと外交上や経済問題で摩擦の多い中国、韓国のランキングを確認したい。中国は、前年と変わらず29位である。2008年のリーマンショック後5年、発生直後から世界経済に対する貢献の高さは否定できないところだが、何せ投資原資が借金だよりで、右肩あがりの高度経済成長期が永久に続くのであればまだしも、GDP成長経済本位に対しては厳しい評価である。

最も、国家財政における社会保障負担やいわゆるハコモノ行政以外の支出バランスの悪さなどが低評価に繋がっているようである。WEFの提唱する全てが、国際競争力であると言い切れないと考えるが、国際競争力は、TOP10の構成を見ても、GDPの大きさや財政規模では必ずしもないことが明らかである。

 

ところで韓国のことである。韓国は今回ランキング25位となった。昨年の19位から6つ順位を下げている。輸出競争力が近年、韓国ウォン安を背景に強かったが、マクロ経済環境、特に金融システムの脆弱さが指摘されている。

気になるところでは、輸出主導型経済で昨年全体の25%の比率まで高まっていた対中国輸出の貿易が、直近の調査で40%にまで高まったという。しかしながら中韓国蜜月時代にふさわしいとも喜んでいられない。なせなら、中国以外の国々との貿易が軒並み赤字という。韓国通貨危機は、あるのかないのか。

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