地下鉄で大音量通話! 迷惑がってる人は…

生活

地下鉄でも携帯の電波が通っていることは中国に限ったことではない、アジアで言えば韓国もそうである。逆に先進国である日本がなぜ、という疑問がでてもいいだろう。ただ、ここで違うのは、その携帯通話マナーの文化だろう。日本ではJR等電波が入っている状況下で着信があっても、他人の迷惑を考えず10分も伸び伸びと話している人を見かけることはほぼ無い。

逆に中国では地下鉄での通話を咎める者は皆無に等しい。あまりにうるさい声で通話していると、さすがに隣の乗車客も怪訝な顔を見せるが、やはりその仏頂面にも着信があると、今までの表情は何だったのかと思えるほどの笑顔で話しはじめるのである。これは地下鉄内や携帯電話に限ったことで無い。飛行機の中だろうが大声で友人と話す。中国語なので話していることはさっぱりだが、サウンドボリュームを考えればやはり日本語でも聞くに堪えないものだろう。

私も先日北京行きの機内で、斜め左前に選挙演説者と応援に駆けつけた党の先輩たちのような中年3人組みが大きな声で話している。話すというか、魂の叫びか、最早それはロックの域に近いものだった。「チキンorビーフ?」の時でも、それを待っている間、おれはチキンだ!いやビーフだ!等と本当にどっちでも良いような会話を響き渡せる。果ては決められないから両方と言ってみたり、一人はチキン二つを要求していた。

私の隣に座っていた中国人は大人しそうな方で、離陸時から一緒になって「うるさいですね」と微笑みあっていた。が、チキン二つを食べ終えた後も一向におさまらない会話に、いよいよ嫌気が差したのか、隣の方が立ち上がり、彼らのところに歩み寄った。彼は小さな声で静かにしてくれと伝えたのであろう、3人組は一斉に静かになった。がしかし、静かな声のまま何やら話し合っているようだ。そして終いには注意に行った彼も洗脳されてしまったのか、今度は4人で騒がしくなった。祭り……機内祭りだといったら伝わるだろうか。

戻ってきた彼は一言、「思ってより悪い人たちじゃなかった、むしろ好人(good person)」だと言って静かに眠りについた。ここでも中華思想をまた一つ学んだ。騒音を気にするなら騒音になれ。

 

北京男人

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