摩擦・抵抗・逆風を生かす力を。日本と国際化再考

生活

昨今の中韓両国との外交摩擦や中国国内の過激な反日行動は、「本来は、想定の範囲内とすべきところ」ではなかろうか?。また被害金額自体は、100億円とも言われるが、実は意外と小さく済んでいるのではないか?と書いたら、顰蹙(ひんしゅく)を買うだろうか?

小職は、かつてかの国で国際協力に携わる仕事を日本国から派遣され長く行っていた。そのとき、場所によっては「日本人であることを明かさないで欲しい。」身の安全のためだ。と実は、何度もいわれたことがある。実際に嫌な思いや危ない目にもあったこともある。もっとも、これは、日本人がうつむき加減になれとか、卑屈になれというのではなく、あらためて彼らの行動心理や受けた教育に関して注視する必要があるといいたいのだ。

 

国連創立の記念日は、第二次世界大戦の勝利国が作った体制であり、敗戦国の日独伊とっては、本来、祝意に満ちた記念日にはならないだろう。勝戦国側の記念式典には名だたる国家元首クラス招聘がされ、日独伊の首相が招かれることはない事実を、どのようにわれわれは考えるべきだろうか?

 

2000年に、かの国で自動車部品産業振興の調査と指導を行ったことがある。担当は、財務管理と原価管理だった。手段手法を生産管理や労務管理の専門家とも協力して近代化(中国語では現代化)させるかと言うものだった。小職は努めて担当のカウンターパート(技術移転受け入れ側責任者)と信頼関係を築こうと考え、可能な限り食事や娯楽をともにした。機会を得て、小学生のお嬢さんと仲良くなり、社会科の教科書を見せていただいた。中国語は専門に習ったこともなく、大学の第二外国語もフランス語選択。したがって、つたない語学力で頼りないのだが、それでも大方の意味はつかめた、比較的良い方に解釈されて書いてあるところに「経済大国ではあるが、資源小国に過ぎない。」があったが、それ以上にほめられた表現など思い出せない。

 

かの国に対して、だから教科書記述がまずいとか批判する気もない。教科書自体が、反日的なのだから日本に良いイメージを刷り込まれようもない。そのように育った若い世代が、これから末永く中国の屋台骨を支えてゆくのだ。

経済大国としての日本に魅力を感じて、あるいは欧米に希望しても行けなかった留学生らの受け皿になった日本は過去の話。大国の意識の強くなった中国の留学生に日本は、もはや魅力のある国ではないようだ。また韓国にしても、3・8・6世代といわれる現在30歳代、80年代に大学に学び、60年代生まれの反日・親北世代が台頭してきている事も注視の必要がある。

 

隣国が代わることは無いが、隣国の人々の抱く日本人へのイメージは甘んじて受けねば成らないことも現実にあるだろう。2012年残りわずか、ともに日本にとって大きな意味のある米中韓のリーダーの交代がまもなく完了する。

 

隣国の行き過ぎた言動に対しても、この先向かいあわねばなるまい。身近になって、行き来が盛んになり、摩擦・抵抗・向かい風を受けている。先達が自動車・飛行機・ヨットを生んだように、真正面から押してくる力を未来へと駆動させるエネルギーに変換させたい。

 

 

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